“ガキの使い”は、なぜ方正・ココリコをレギュラーにしたのか?

考える若い女性

日テレ系日曜深夜の「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(通称:ガキ使)は、1989年に放送が開始されており、今となってはとてつもない長寿番組となった。

番組スタートから30年を迎えようとしている今に至るまでには数多くの企画が生まれ、お笑い芸人を中心としながらも様々なジャンルの芸能人・著名人らが出演してきた。

しかしながら、レギュラーメンバーは、ダウンタウンの二人に加え、月亭方正とココリコの遠藤・田中となっており、この5人はほとんど全ての放送回に登場している。


この番組はダウンタウンの冠番組であるため、松本・浜田の二人を固定メンバーとし、他の出演者を流動的にすれば、企画ごとに相応しいメンバーを選べるし、言い方は悪いが貢献度の低いメンバーは切り捨てることもできる。

それなのになぜ長きにわたって、固定メンバー制をとり続けているのであろうか。

考えられるのは、まず、過去の企画や出来事との整合性が取りやすいことが挙げられるだろう。メンバーが固定されていれば、過去の出来事については特殊な事情を除き全員が共有できているため、シリーズ企画やスピンオフ企画などもすんなりと進行できる。

また、毎回の出演者が固定されていれば、視聴者としてはマンネリを感じるかも知れないが、安心感にもつながる。逆にメンバーが流動的であれば、毎回新鮮さはあるが、安定感を求めることは難しくなる。

そのため、“ガキ使”では固定メンバー制を採り、安定感を追求していることがうかがえる。ではなぜ、月亭方正とココリコをメンバーに選んだのだろうか。

まず、月亭方正については、天然ボケや場の空気を変える、飛び道具的な役割を期待されているのだろう。お笑いのセオリーに沿ったボケやツッコミについては、ダウンタウンとココリコで十分であるから、方正は突拍子もないことを口走ったり、ミラクルを起こすことで、方向性の違う笑いを生み出す役割を担っていると言える。

では、ココリコについては、選ばれた理由は何なのか、簡単に言ってしまえば、「ダウンタウンとの相性の良さ」ということに尽きると思う。例えば、松本のボケを浜田がツッコんだ際、即座に少し違う切り口で遠藤がツッコんだり、松本のボケを田中が拾って別のたとえでボケを追加し拡げたりと、サポート力が優れているのだ。

そして、やはり大切なことは、常時においてダウンタウンの面白さを超えてはいけないという点だ。少し可哀想ではあるが、方正とココリコはその点について、意識せずとも満たせていると言える。

ダウンタウンが霞むような笑いを連発できる芸人は、この番組のレギュラーには選ばれないだろう。

そう考えると、長年に渡って“ガキ使”のレギュラーを務め続けることは、芸人にとって全面的に喜ばしいとは言えないのかも知れない。


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