「水曜日のダウンタウン」における松本・浜田の必要性

パズル

数多あるダウンタウンの冠番組でも「水曜日のダウンタウン」は、一見すると松本・浜田の担う役割が乏しく感じられていたが、これは思い過ごしのようである。

実際、ダウンタウンは原則的には検証VTRにもほぼ出演しないし、プレゼンターを務めることもない。では何をしているのかと言えば、それはほぼ「コメント屋」である。しかし、この「コメント屋」というのが、今のテレビ界では重宝されているのだ。

まず、松本については、ゲストコメンテーターと並んで座り、本人もコメンテーターの役割をしている。ゲストのコメントは表面的な内容に終始しがちなところ、この番組を知り尽くしている松本からは、含蓄のあるコメントが多いし、当然ながらしっかりと笑いが取れている。


一方、浜田はメインMCという立場なのだろうが、番組はコーナーごとにプレゼンターが登場するので、実際のところはサブMCに近いとも言える。そのため、進行を担当するMCというよりも、ツッコミ的なコメントで場を盛り上げることが主なお仕事と言えるだろう。

この番組は説立証企画とその検証VTRがメインなので、出演者はそれに対するコメントが求められる。VTR明けはもちろん、VTR中にもタイミングよく的確なコメントが必要だ。

「水曜日のダウンタウン」は毎週レギュラーの番組なので、毎回面白い企画が揃うとは限らない。やはり、ハズレ企画も出てくる。スケジュールの都合上、それを放送しなければならないこともあるだろう。

そんな時こそ、コメントの重要性が高まる。VTRはつまらなくても、そのVTRに対して大喜利的なボケで大きな笑いをとったり、的確なツッコミで「なるほど」と思わせることができれば、視聴者の満足度は高く保てるのだ。

また、VTR終了後のコメント時に、松本および浜田が企画自体に対する要望を出すこともあり、これが後々の番組作りに活かされている例もある。

このような形の番組フォーマットは昔からあり、例えば「天才たけしの元気が出るテレビ」なども、おおまかに言えば似たようなカタチだ。しかし、元気が出るテレビではレギュラーメンバーほぼ固定されており、VTRにも本人たちが度々登場していた。

しかし、水曜日のダウンタウンには準レギュラー的な存在は多数いるが、レギュラーメンバーはダウンタウン以外にはいない。だからこそ「水曜日のダウンタウン」というタイトルに偽りはないと言える。

この番組のレギュラーがダウンダウンでなくても成立するのかと言えば、それは成立するだろう。しかし、芸能界で一つの地位を確立しているダウンタウンのような存在がいなければ単なる検証番組と化してしまうだけである。

結局、説立証企画の良し悪しさえ超えてしまうほどの影響力をもつ「ダウンタウン」の凄さが、この番組を通してあらためて浮き彫りになっているのではないだろうか。


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