日本郵便は、投函口の大きい、厚さ7cmまでの郵便物を投函できるようにした新型の郵便ポストを作りました。
そこで今回は、新型郵便ポストの設置場所はもちろん、従来の郵便ポストと何が変わり、どのように便利になったのか等、以下に詳しく解説します。
郵便ポストの新型7cm厚対応の設置場所や今後の追加設置は?
新しい郵便ポストが導入開始となった2021年10月時点で新型ポスト設置予定は、以下の15ヶ所です。(郵便局名等をクリックすると地図に移動します)
埼玉県:川口郵便局(Twitter投稿画像あり)、さいたま中央郵便局(写真ページへのリンクあり)
千葉県:船橋東郵便局(写真あり)
東京都:品川郵便局(写真あり)、世田谷郵便局(写真あり)、深川郵便局(新型ポスト再設置(確認:2022.8)・コメントにて情報のご提供がありました。Twitter投稿画像あり)
神奈川県:高津郵便局(写真ページへのリンクあり)、中原郵便局(写真あり)、横浜金沢郵便局(写真ページへのリンクあり)
静岡県:浜松西郵便局(通常の郵便ポストに交換(2022.2.15時点))
愛知県:名古屋西郵便局(写真あり)、岡崎郵便局(写真あり)
大阪府:豊津公園(写真ページへのリンクあり・吹田郵便局エリア)、新大阪駅構内(Twitter投稿画像あり・淀川郵便局エリア)
兵庫県:尼崎北郵便局(写真ページへのリンクあり)
※原則として郵便局の前に設置されます。※設置状況の保証はいたしかねます。
川口郵便局
川口駅前にある、川口郵便局のポストは新型で分厚いものも投函可能なの優秀かつ羨ましい。近所に欲しい。 pic.twitter.com/RXIglxxpwg
— なぽこるく (@jbtnappo) February 10, 2022
さいたま中央郵便局
船橋東郵便局



品川郵便局



世田谷郵便局



深川郵便局(新型ポスト再設置(確認:2022.8)・コメントにて情報のご提供がありました)
深川郵便局の7センチポストが復活してました。『おかえり〜ポストくん、待ってたよ😆』 pic.twitter.com/cVIOBOPo3J
— 毎日 (@enjoyworld77) August 31, 2022
高津郵便局
中原郵便局



横浜金沢郵便局
浜松西郵便局(通常の郵便ポストに交換(2022.2.15時点))
名古屋西郵便局



岡崎郵便局



豊津公園(吹田郵便局エリア)
新大阪駅構内(淀川郵便局エリア)
新大阪駅構内にて、新型ポスト発見。厚みがあるものでも投函できる、てのがウリらしいけど手前にカバーがある関係で段ボール箱のような硬いものは入れにくい?かも? pic.twitter.com/0l9M131fKQ
— つともま (@naom_70) October 30, 2021
尼崎北郵便局
郵便ポストの新型が7cm厚対応になって、利便性は高まる?

まず、郵便ポストが厚さ7cmまでの郵便物を投函できるようになって、利便性は高まったのかについて見ていきましょう。
今までの郵便ポストは厚さ4cmのものまでしか投函することができませんでした。それが7cmまで拡大されたので、利便性は向上したと思います。
たった3cmの変化だと思う人もいるかもしれませんが、郵便物を投函することにおいて3cmというのは、とても大きな変化だと思います。
近年、LINEなどで連絡をとることが多くなり、手紙やはがきを書く人が少なくなっています。
お正月に年賀状を出さず、LINEだけで済ますという人も増加してきています。
そのため、手紙やはがきなどの郵便物の取扱量は減少傾向にあります。
しかし、厚みのある大きな郵便物の取扱量は増加傾向にあります。
これは、フリマアプリやオークションサイトの普及によって、個人で商品を売買する機会が増えたからだと考えられます。
新型の郵便ポストは、このような郵便物のサイズの変化に、しっかりと対応できていると思います。
郵便ポストに入らないサイズの郵便物などは、郵便局の窓口で手続きを行わなければなりません。
そのため、郵便局の営業時間でないと手続きができないという問題がありました。それに加え、新型コロナウイルスの影響で対面での荷物の受け渡しを避けたいという人も増加していることでしょう。
新型の郵便ポストは、この2つの問題を大きく改善できると思います。
郵便ポストなら、郵便物を投函するだけなので、24時間利用できます。
また、非対面非接触で郵便物の受け渡しをすることができます。
それでも、新型の郵便ポストが設置されたことによって、郵便ポストに入るようになった郵便物でも、今まで通り窓口で手続きを行わなくてはいけない郵便物もあるので、そこには注意が必要だと言えるでしょう。
このように、郵便ポストがリニューアルされていけば、利便性は大きく向上していくと思われます。
しかし、投函口を大きくしたことによって、中に腕を入れて郵便物が盗まれてしまうのではないかと心配する人も多いのではないでしょうか。
厚さ7㎝に対応する投函口となると、小柄な人の腕ならすっぽりと全部入ってしまう可能性もあります。
このようなことも踏まえて、しっかりと対策もなされています。
ポストの投函口の上に透明なカバーを設置することで、腕を中に入れることができなくなっています。
万が一、腕の細い人が中まで手が届いてとしても、ポストの中に板が入っているので、郵便物をつかんだまま取り出すことができません。
このように、盗難対策もしっかりと行われているので、安心して利用することができそうです。
新型の郵便ポストは、時代の変化に合っており素晴らしいと思います。
まとめ
厚さ7cmまで対応できるようになった新型の郵便ポストの利便性や設置予定場所などについて解説しましたが、いかがだったでしょうか。
新型の郵便ポストは、フリマアプリやオークションサイトなどの普及により、郵便物のサイズが大きくなってきているという時代の変化にうまく対応した素晴らしいものだと思います。
しかし現在、設置場所は、東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県、静岡県、愛知県、大阪府、兵庫県の8都府県、つまり首都圏と中京圏と関西圏だけで、まだまだ数がとても少ないです。
また、設置予定の都府県にしても、その実数としてはそれぞれ数えるほどしかないので、多くの人が利用できるようになるのには、まだまだ時間がかかると思います。
なお、日本郵便は、利用状況などを見て、設置場所を増やすか検討するとしています。
早くいろいろな場所に、新型の郵便ポストが設置され、多くの人が利用できるようになればいいなと思います。
コメント
こんにちは。楽しく拝見させていただいております。深川郵便局の新型ポストですが1月下旬に撤去され従来型の4センチほどのポストに戻っております。案内文はなく理由は不明。全国的にどうなのかを知りたいです。
7cmのポストが見つからないので窓口に持参しましたが断られました!
こんな事もあるので、QRコードの読み取り後は注意した方が良いと感じました!
東洋町駅前の深川郵便局に新型ポストありました。
ためになる記事をありがとうございます。
昨日ゆうパケットポスト(厚さ約6cm)を新型ポストに入れて、配送中になって安心しております。
今日郵便局で職員から聞いた話しです。
「今までは新型ポストに差し入れられた厚みのあるゆうパケットポストは、戻さず配送していましたが、9月2じゅうなん日からは戻されることにった、と文書が(上から)きました。
つまり従来のポストの差し入れ口に入る厚さまでしか受け付けません。
新型ポストは定形外郵便で厚さのある郵便物のためにあるという事です。今後はお気をつけ下さい」とのこと。
いつから戻されるか日にちをはっきり覚えていなくて申し訳ありません。