従来は購入することが一般的だった車ですが、いまや様々な所有方法がポピュラーになってきました。
だからこそ、購入するかリース等を選択するかで迷っている方も多いことでしょう。
やはり、車は高い買い物ですし、何よりいろいろと手間がかかる面もあります。
もちろん、それを所有する喜びというのもあるのでしょうが、
一方で面倒だと感じるタイプの方もいらっしゃるでしょう。
そういう人のために嬉しいのが、KINTOというサービスです。
これは同業他社のいわゆるカーリースに似ているのですが、TOYOTAが提供している独自の月額サービスです。
カーリースとの違いは何かということを最初に結論から書いておくと、
任意保険などをはじめ、車に付帯してくる様々な要素がコミコミになっているのがKINTOです。
一般的なカーリースでは、任意保険は別途自分で入る必要がある場合が多いようです。
それでは、KINTOについて詳しく見ていきましょう。
KINTOとカーリースの違い。仕組みを理解することが大切
ではまず、基本から。KINTOというのは車のサブスク、サブスクリプションサービスの一種です。
サブスクリプションというのは定期、継続契約であり、月額単位等で料金を払えばサービスが範囲内で受け放題、というようなものを言います。
これは近年、例えば動画配信サイトなどでよく見られるものであり、広く普及しているように感じられます。
TOYOTAについては説明不要かと思いますが、日本が誇る世界的な自動車メーカーであり、
さらにはその他の事業などを手掛ける大企業ですね。
さて、ではそんなTOYOTAが2019年に打ち出した新サービスであるKINTOですが、
まず基本的には、3年プラン、5年プラン、7年プランが柱になっています。
また、特徴的な点について、以下に挙げていきます。
・月額料金の中に任意保険も入っている
「任意保険」というものは、名前が任意保険というくらいですから加入は一応任意なのですが、
社会通念としては入るのが「常識」であり義務的なものとも考えられるでしょう。
なぜなら、事故を起こしたときに、任意保険に入っていないと深刻な金銭トラブルを招くことが多々あるからです。
前述のように普通のカーリースでは任意保険は別途自分で契約しないといけないことが多いようなのですが、
KINTOはコミコミであることが売りのサービスということもあり、任意保険も料金の中に含まれています。
・中途解約の基準が明確
次に、中途解約の場合の処理やシステム的な問題などが分かりやすいというのがKINTOの元々の売りだったのですが、
2021年12月に新たに導入されたKINTOの「解約金フリープラン」によって、その特徴はさらに鮮明になった、と言えると思います。
解約金フリープランは、文字通り、いつ契約を解除しても解約金が発生しないという性質のサブスクです。
これは私見ですが、レンタカーとカーリースの中間みたいな雰囲気を感じますね。
ただし、一応これはちゃんと言っておきますが、それ相応の初期費用はかかります。
KINTOと車購入の比較!結局KINTOがおすすめな人とは?
さて、購入するかKINTOにするかの比較、というものも考えてみましょう。
まず第一の前提として、KINTOはTOYOTAのサービスで、対象車種はTOYOTA(レクサス含む)車だけです。
「TOYOTA車でない車」を選択したい方は、残念ですがKINTOは諦めましょう。
また、TOYOTA車であっても全車種がKINTOの対象というわけでもありません。
そのため、KINTO対象車種以外のTOYOTA車に乗りたい場合は、「購入」も選択肢の一つになるでしょう。
それでも、KINTO対象車種にはレクサスも含まれており、豊富なラインナップが示されていると思います。
さらには、KINTO限定のTOYOTA車なんてものもあったりするので、
TOYOTAマニアの方は要チェックかもしれません。
また、海外転勤が多いとかそのような事情で、日本で車を所有し続けることに抵抗がある、
車を乗り続けるかわからない、というような場合、
車の購入ではなく、KINTOの解約金フリープランを検討してみるのも良いでしょう。
まとめ
あらためて振り返りますがKINTOはTOYOTAが提供している車のサブスクリプションサービスです。
当然ながら設定された定額料金を支払う必要がありますが、
車を所有する際の煩雑さを解消してくれたりするなど、様々なメリットがあります。
また、レクサスの購入を諦めていた人も、KINTOであれば、費用の負担感が比較的少なくなるでしょうから、
改めて契約を検討してみてはいかがでしょうか。
いずれにせよ、車を入手しようと考えた際にKINTOは、選択肢の一つとして検討する価値があるサービスだと思います。
ぜひ、自分に合った最適な方法で、素敵なカーライフを送ってくださいね。
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