押尾コータローのおすすめ曲はなぜこの3曲なのか?

ギタリスト押尾コータローの曲はさまざまありますから、どの曲を聴けばよいのか最初は迷ってしまいます。どの曲も良いので、手当り次第に聴いていくのも一つの方法ですが、今回は聴き始めの方にもおすすめの3曲を選んでみましたので、参考にしてみてください。

まず1曲目は、「Merry Christmas Mr. Lawrence ~映画『戦場のメリークリスマス』より~」をご紹介します。こちらの曲については、坂本龍一が作曲した映画音楽で、超有名曲ですので、ほとんどの方が原曲をご存知でしょう。

このように、まずはカバー曲を聴くことで、「戦場のメリークリスマス」をどのようにギター一本で演奏し、再現しているのか、その表現力の凄さを感じとっていただけるかと思います。

次に、お聴きいただきたいのは「RELATION!」という曲です。こちらは、先ほどの「戦場のメリークリスマス」とは違って、とてもリズミカルでノリのいい曲です。

音楽の三要素として、「リズム」「メロディー」「ハーモニー」が挙げられますが、この「RELATION!」という曲では、見事にこの三要素を押尾コータロー一人で、そして、一本のギターで奏でてしまっています。

これだけのアンサンブル的な演奏をするためには、通常はリズム担当、メロディー担当、ハーモニー担当と、最低でも3名ほどは演奏者が必要になるところを、彼は技術と工夫で、一人で完結してしまっているところが凄すぎます。

最後の3曲目になりますが、「翼~Hoping for the FUTURE~」を選びました。この曲はハズせないですね。もしかすると、すでにお聴きになったことがある、という方もいらっしゃるかもしれません。

曲名のとおりに、未来へ向かって羽ばたいていくような爽快感あふれる曲になっています。ドライブなどのBGMとしても最適だと思いますし、ジョギングやウォーキングのお供にもよさそうです。

アコースティックギターの基本的な演奏力が高く、作曲やアレンジといった音楽的能力、さらにはギターという楽器に対する深い知識、これらが高次元で融合して、はじめてこのような素晴らしい楽曲ができあがりますから、努力だけでも、才能だけでも成立しない、彼のオンリーワンの世界を確立していると言えそうです。

メジャーデビューから12年となる押尾コータローの作り出す楽曲は、今後も、その演奏力とともに、聴衆を驚かせ続けるでしょう。これから先も彼の動向には要注目であることには変わりありません。


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